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サイトが重い・遅いのはなぜ?WordPressの表示速度が落ちる原因トップ5と改善策

「なんだか自分のサイト、開くのが遅い気がする」

その感覚は、たいてい正しいものです。そして厄介なことに、毎日見ている本人ほど、遅さに慣れてしまいます。初めて訪れた人が同じ画面をどう感じているかは、意識して測らないと分かりません。

Googleは、ページの主要な内容が表示されるまでの時間について2.5秒以内を「良好」、4秒を超えると「改善が必要」という基準を公開しています(Core Web Vitalsの指標のひとつ、LCP)。この数字は検索順位の評価にも使われています。

つまり表示速度は、訪問者の離脱と検索順位の両方に同時に効いてくるという、少し珍しい種類の問題です。この記事では、WordPressが遅くなる代表的な5つの原因と、どこから手をつければいいのかをご説明します。

原因1:画像が重すぎる(最も多い原因)

実際に調べてみると、遅いサイトの大半はここが原因です。

スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真は、1枚あたり3MB〜8MBほどあります。これをそのままWordPressにアップロードしてしまうと、訪問者は開くたびにその巨大なデータをダウンロードすることになります。

Webサイトで使う画像は、1枚あたり200KB以下が目安です。3MBの写真なら、実に15分の1以下まで軽くできる計算になります。しかも見た目はほとんど変わりません。

トップページに写真を10枚並べているサイトで、それぞれが5MBだった場合——合計50MBです。これは光回線でも数秒、スマートフォンの電波状況によっては十数秒かかる量です。

原因2:プラグインを入れすぎている

プラグインは機能を簡単に追加できる便利な仕組みですが、1つ増えるたびにサイトの処理が増えます。

特に問題になりやすいのが次の2つのパターンです。

  • 試しに入れて、そのまま忘れられたプラグイン……使っていなくても有効化されていれば読み込まれます。
  • 同じ役割のプラグインが複数入っている……たとえばキャッシュ系やSEO系が2つ以上あると、互いに干渉して逆に遅くなることがあります。

目安として、常時20個以上が有効になっている場合は一度見直す価値があります。「停止」ではなく「削除」までするのがポイントです。停止中のプラグインもファイルとしては残り続け、古いままだとセキュリティ上の弱点になり得るからです。

原因3:キャッシュが設定されていない

WordPressは、訪問者がページを開くたびに、その場でページを組み立て直しています。記事の本文をデータベースから取り出し、デザインを当てはめ、メニューを生成し……という作業をアクセスのたびに毎回繰り返しているわけです。

キャッシュとは、この組み立て済みのページを一時的に保存しておき、次の訪問者にはそれをそのまま渡す仕組みです。料理でたとえるなら、注文が入るたびに一から作るのではなく、作り置きを温めて出すようなものです。

効果は大きく、設定するだけで表示時間が半分以下になることも珍しくありません。多くのレンタルサーバーにはサーバー側のキャッシュ機能が用意されているので、まずはそちらを確認するのがおすすめです。プラグインを追加するより安全で確実です。

原因4:PHPのバージョンが古い

PHPは、WordPressを動かしている土台のプログラムです。普段は意識しませんが、バージョンによって処理速度が大きく違います。

古いバージョンのまま何年も動いているサイトは実際に多く、新しいバージョンに切り替えるだけで体感できるほど速くなることがあります。しかも作業自体はサーバーの管理画面から数クリックで完了します。

ただし注意点があります。古いテーマやプラグインは、新しいPHPに対応していないことがあります。切り替えた瞬間にサイトが真っ白になる可能性もあるため、必ずバックアップを取ってから実行してください。

原因5:サーバーの性能が足りていない

ここまでの4つを改善しても遅い場合、サーバー自体が原因の可能性があります。

格安の共用サーバーでは、1台のサーバーを多数の利用者で分け合っています。同居している他のサイトが混雑すると、その影響を受けて自分のサイトまで遅くなることがあります。

ただし、サーバーの引っ越しは手間もリスクもある作業です。原因1〜4を先に片付けてから検討すべき最後の選択肢と考えてください。実際のところ、画像とキャッシュの対策だけで十分な速度になるケースがほとんどです。

今の速度を自分で測る方法

感覚ではなく数字で把握することが大切です。無料で使える方法を2つご紹介します。

PageSpeed Insights(Google公式)

URLを入力すると0〜100点で採点され、改善すべき項目も表示されます。スマートフォンとパソコンで別々に測定されるので、必ず両方を確認してください。スマホの点数はパソコンより低く出るのが普通です。

ただし表示される改善提案はかなり専門的で、非エンジニアの方には読み解きにくい面があります。点数と、赤く表示されている項目の数だけ把握できれば十分です。

Site Tuneの無料診断ツール

速度に加えて、SSL証明書やセキュリティ設定などもまとめて確認できます。結果は専門用語ではなく「何が問題で、放置するとどうなるか」を日本語の文章で表示します。

測るときに間違えやすい2つのこと

1つ目は「2回目は速く見える」という点です。一度開いたページはブラウザに一時保存されるため、2回目以降のアクセスは実際より速く表示されます。正確に確認したい場合は、シークレットモードを使うか、時間を空けて測り直してください。

2つ目は「自分の回線が速すぎる」という点です。オフィスの光回線で快適に開けたとしても、外出先でスマートフォンから見ている訪問者にとっては別の体験になります。PageSpeed Insightsのスマートフォン測定が厳しい点数を出すのは、あえて平均的な端末と通信環境を想定して測っているからです。その数字のほうが、実際の訪問者の体感に近いと考えてください。

改善はこの順番で進める

すべてを一度にやる必要はありません。効果が大きく、リスクが小さい順に並べると次のようになります。

順番やること効果リスク
1画像を軽くする
2サーバーのキャッシュを有効化
3不要なプラグインを削除
4PHPを新しいバージョンに
5サーバーの移転・上位プラン化

※3以降はバックアップを取ってから作業してください。

1と2だけで解決してしまうサイトも多くあります。まずはここから試してみてください。

まとめ

表示速度の問題は、原因さえ特定できれば対処法がはっきりしている分野です。逆に言えば、何が原因かを知らないまま闇雲にプラグインを追加するのが一番遠回りになります。

なお、速度の低下がある日を境に急に起きた場合は、別の可能性も考えられます。第三者による改ざんで、余計な処理が埋め込まれているケースです。心当たりがあれば改ざんを確認する5つのサインもあわせてご確認ください。

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